初めて就職活動をするときにはピンと来ないかもしれませんが、これまで何度か転職経験のある方は、志望動機の一つとして福利厚生サービスが充実しているかをポイントに置く方もいらっしゃるはずです。福利厚生は、給料以外に従業員が受けられる報酬やサービスのことで、本人だけではなく家族や配偶者が受けられることがあります。実際にどのようなものがあるかというと、会社の保養施設は、本人とその家族が利用できる、というようなものです。そして福利厚生を受けられるのは、正規社員に限られず、パートや契約社員にも適用されます。
給料以外にも、このサービスが導入されているかどうか、あるとすればどのようなサービスなのかに重きを置いて就職活動する方もいるため、会社の募集要項にその内容を記載している企業も少なくありません。典型的な例で言えば、前述した保養施設を低価格で利用できることや、フィットネスジムを低価格で利用できると言った健康に役立つ福利厚生もあります。そのほかには、映画鑑賞券の割引サービス、旅行会社で利用できるポイントが付与されるなど内容は多岐に渡っています。また、会社によっては社員がどの福利厚生を利用するのか、選べる場合もあります。
企業側が必ずしも用意しなければいけないものではありませんが、会社選びの志望理由や、長く働き続けるためにも給料以外の特典を利用して生活を豊かにする考え方が広まっています。まだ導入されていない企業もこれから導入が増えていくことでしょう。