IT分野でいうマイグレーションとは現行のソフトウェアプログラムやシステムなどを新たなプラットフォームに変換させるという意味です。各企業の情報システム開発部門が自前でマイグレーションを実施する場合、現行のソフトウェアプログラムやシステムを活かした効率的な移行作業を実施するのは至難の業です。そこでシステム移行のノウハウを蓄積したIT会社がそのノウハウを活かし効率的な移行作業を提案、現行のソフトウェアプログラムやシステムの調査、コンサルティングから始まり、移行計画から移行設計、リソース変換、テスト支援まで、一貫した移行過程を実行するのがマイグレーションサービスです。2008年4月8日にVisualBasic6.0の製品サポートを終了し、Windows8では動作環境のサポートがなくなったことをうけ.NETシステムやJAVAベースのシステムに移行するマイグレーションサービスに注目が集まっています。
前述のとおり現行のソフトウェアプログラムやシステムを活かした効率的な移行作業を実施するためには膨大な費用と期間がかかるため各企業の情報システム開発部門は自力での移行に二の足を踏んでいるのが実情です。とはいえWindowsOSもバージョンアップはどんどん進行し、いつまでVisualBasic6.0の動作できる環境が残っているかはわかりません。実際にIT会社にマイグレーションサービスを依頼した場合、沢山の移行プロセスを全て完遂するのにはそれ相当の期間を必要としますので、お早目の検討が必要です。